弘前高校を受験しようと決心してからは、猛勉強の日々でした。数学は元々得意で、さほど勉強しなくても満点に近い点数は取れていました。理科・社会は自分でノートにまとめて暗記。国語はまあまあ。しかし英語がどうしても理解できなくて点数が上がらず、しまいには英語の先生に、「弘前高校?無理だよ」とバッサリ言われてしまいました。ただ、その言葉が私に火を付けました。「絶対に受かってやる!!」ところがその当時私の家の家計事情は芳しくなく、塾に通う余裕がありません。そこで、父が夜11時から0時くらいまで英語を教えることになりました。父は中華料理店を営んでいて9時に閉店し→片付け→帰宅→晩酌→娘に英語の指導という日が数週間続いたのでした。父にとっても大変な日々だったと思いますが、そのかいあって見事合格を果たしました。しかも、英語は100点!当時の弘前高校の定員は男子270人に対し女子90人という狭き門で、心から嬉しかったのを覚えています。嬉しくて嬉しくて、もう勉強する気持ちになれず。燃え尽き症候群のような状態に陥りました。なので、高校に入ってからはどん底に落ちていったのです。
家庭教師はお父さん?
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